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解説 - GRAND SLAM
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1. 失恋船長 ★★★ (2025-10-16 18:59:37)

Hit The Ground – Revised

ついにベールを脱いだGRAND SLAM名義による待望の1st。フィル・ライノット、マーク・スタンウェイ、そして発起人のローレンス・アーチャーの三人によって書かれた80年代の楽曲を中心に、その全貌を明かすのですが、まずはシンガーがいい。このフィル・ライノ風の歌い手マイク・ダイヤーのパフォーマンスが抜群に効いている。彼のおかげで、まさにあのバンドが帰ってきた。

オープニングから流れるアイリッシュフレーバー満載のロックサウンド。タイプは違えど頭3曲で完全に掴みましたね。ゲイリー・ムーアのソロでも取り上げられたMilitary Manも全くヒケは取りません。熟練されたメンバーによる渾身のプレイ。こっちがオリジナルですよと言わんばかりの熱の籠ったプレイで魅了。

Long Roadが流れてきたありで完全に心が掴まれましたね。サウンドプロダクションも当時の音源を今に再現させたような過度なミキシングを行わなかったことも大成功。これぞフィル・ライノットが立ち上げた音であろう。

個人的には名盤だと思っているがThunder & Lightningの評価はファンにとっては二分するものだった。しかし、このバンドにはそんな不満は起こらないだろう。ある意味、フィルの意思を引き継いだバンドの宿命から逃げずに挑んでいる。
なにより、この原石を発掘した功績には賛辞を贈りたい。

なつかしさだけじゃない、しかしノスタルジックに浸りたいマニアの心に寄り添ってくれるのは間違いない。燃え上がるアイリッシュロックの名盤。ローレンス・アーチャー起死回生の一撃である。素晴らしいリードギタリストだった。35年は長かったが無駄ではなかった。そういう背景も音に乗ってくるとグッときますよね。感動的です。



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