個人的にはトニーハーネルが好きという事で買った訳だが、TNT自体も再結成からの方が好きというのもあってか抵抗はないのだが、どうしてもスターブレイカーの方があまりに良く出来上がっていたというか、ギターの違いに耳をもってかれてしまう。
ハーネル自信はハードな歌い方がだいぶ板に付いてきたというか、初期とは違ってきているのは事実で、彼なりの成長過程だと私は思っている。全体的に悪いという訳ではないのだが、決めてになる曲がない。その部分がちょっと残念に思えた。

もう批判なんてしようがないっすよ。イマイチ不評なのは昔と比較されてるからなんですか?イヤイヤイヤイヤ、「INTUITION」は素晴らしかったけど、はっきり言ってこの「ALL THE WAY TO THE SUN」は「INTUITION」を上回る芸術作品だと、少なくとも個人的には思っとりますよ。
「TOO LATE」の完璧さ加減、と同タイプのミステリアスな「READY TO FLY」等、楽曲は勿論全曲粒揃い。(これだけキャッチーな名曲が揃ってるのに何故賛否が分かれるのか、全くわからんですよ)さらに音質もクリアで聴きやすいし。
そして驚くべきはトニー・ハーネルのベテランとは思えない声の若々しさ。空まで突きぬけるようなハイトーン・ヴォーカルの心地良いこと。特に「SAVE YOUR LOVE」のサビなんかは爽快この上なし。ロニーのギターも相変わらず個性的。
オマケにジャケットも過去最高に美麗。このジャケットだけで欲しくなるぐらい。
とにかくメロハーの良心がぎっしり詰まった名盤なので、ゼッタイオススメです。
いや全く、これだからTNTは素晴らしい。