この曲を聴け!
Crazy Games
MyPage

Crazy Games
モバイル向きページ 
解説 - Crazy Games
→解説を作成・修正
コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 失恋船長 ★★★ (2016-07-04 13:56:55)

北欧はスウェーデン出身の5人組が1984年にリリースした1st。時代が時代だけにNWOBHM由来のエッジのたった攻撃性と北欧ブランドが生みだす甘美なメロディとハモンドオルガンが鳴り響く王道スタイルは、本日はお日柄もよくと紋付スタイルの挨拶張りのパープル直系のあの音、今ではすっかりと聴かれなくなった音楽性故に懐かしさとランニングタイムの短さからついつい手に取りたくなる一品。正直、不安定な演奏や歌、聴いた事があるような楽曲と、その筋のマニアご用達のバンドかも知れませんが、シルヴァーマウンテンあたりが好きな人にはたらまないモノがあるでしょう。80年代中期に訪れたメタルバブルは世界中を席巻、多くのバンドがリニューアルされていく中で、この手の音楽性はこの時代ならではの味わい。英国的様式美HM/HRとクラシカルな音楽性の融合、攻撃性と共に扇情的で甘美なメロディが包み込む、北欧スタイルの血脈は今作にも流れ受け継がれていましたね。



2. 火薬バカ一代 ★★★ (2025-10-24 00:37:35)

B級メタル好きを拗らせてしまうと、もはやヘッポコなジャケットを見ても「でも内容は最高かも?」とか思うようになってしまうのですが、スウェーデン南部はエシルストゥーナ出身の5人組、WIZZが'83年にFINGERPRINT RECORDS残したこの1stアルバムも、「高校に行ったら漫画研究会に入ろうかなぁ」とかぼんやり考えている中学生に描いて貰ったようなジャケット・アートワークの残念クオリティと、それに反比例する内容の素晴らしさの落差で膝がカックンとなる1枚であります。
EUROPEブレイク前の時期ということもあり、頼りないジョーイ・テンペストといった趣きのヘタウマVoが歌い上げる楽曲は、美旋律や透明感といった北欧メタル然とした要素よりNWOBHM由来の荒々しさが勝る仕上がり。とはいえDEEP PURPLEからの濃厚な影響を伺わせるハモンド・オルガンと、冷え冷えとしたメロディを劇的に紡ぎ出すGとがスリリングに交錯する様は、まさしく北欧メタルの様式美たる魅力を発散していますし、インスト・パートに突入した途端楽曲が数倍増しで輝き出す、G高Vo低のパフォーマンスもある意味北欧メタルあるある。特にアップテンポの曲調に、シャウトを織り交ぜながら早口で捲し立てるVoが乗っかったもろDEEP PURPLE風OPナンバー①、Gとオルガンがテンション高くバトルを繰り広げながら突っ走る②、エレピの効果的な運用と、これまたGのメロディ・センスがギラリ輝く⑦辺りをお聴き頂ければ、本作が北欧メタル愛好家の間で長らく名盤として語り継がれているのもご納得頂けるのではないかと。
オフィシャルCD化が実現したとのニュースを耳にした際には小躍りしてしまいましたよ。



発言

評価:★★★ 素晴らしい!! ★★ 良い! まあまあ コメントのみ
→発言を修正・非表示 | 移動
→問題発言を非表示