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Harms Way (2001年)
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Harms Way
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解説 - Harms Way
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1. 失恋船長 ★★★ (2025-10-25 05:56:55)

暴走する初期サバス、このアルバムを表現するならば、この一言で十分だ。混沌としたハードシーン。もはや北米マーケットはHM/HR系アーティストの作品を扱わない小売店が出るほど、完膚なきまでに叩き潰された。そんな中で北欧からやってきた彼らは時代性の中で生み出されたサバスティカルなバンドとなる。
彼らは自らのルーツと対峙する形で巧みに先人たちからのアイデアを拝借する。それは単なる模倣の域を超えた作りこみだ。その出来栄えが強烈な個性となり聴き手を魅了、焼け付くサイケなサウンドはクールな感性を用いたメロディと伴走。ヘヴィで破壊的なグルーブを用いて古くて新しいサウンドを形成している。

このアルバムも前作も国内盤があることに驚いている。リリース当時は知らなかった。アップテンポな楽曲は冷徹な眼差しで聞き手を見つめる。このひんやりとした感触がバンドの肝なのだろう。ヴォーカル処理も拘りのオジー仕様。久しぶりに聴いたが昔聴いていた時よりも今の方がグッとくる。

日本では初期サバスは最高だ。オジー賛歌がえげつない。しかし、そういう人から、それ以外の類似するバンドの話を聞いたことがない。晩年はプロンプターがないと歌も唄えなったオジー、死ぬまで奥様にしゃぶられつづけた晩年が一番の恐ろしいのだが、偽のリアリティショーまでやったオジーの人生には涙を禁じ得ない。この冷ややかな感性を前に、作られた人生の惨さを覚える。



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