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ROMEO'S DAUGHTER (1988年)
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ROMEO'S DAUGHTER
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解説 - ROMEO'S DAUGHTER
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1. 火薬バカ一代 ★★★ (2025-08-04 23:43:45)

女性シンガー、レイ・マティをフロント・パーソンに擁するイギリス出身のトリオ・バンドROMEO’S DAUGHTER。本作は2枚のアルバムを残し解散した彼ら(00年代に入って再結成を遂げたと小耳に挟みましたが、音源は未聴)が'88年に発表した1stアルバムとなります。国内盤邦題は『夢の落とし子』。
メンバーの才能の豊かさに加え、バンドのマネージャーがロバート・ジョン“マット”ラングの奥方オルガ・ラングだったことが縁でマットの目に留まり、彼が曲作り及びプロデューサーとして全面参画。更に“St. ELMO’S FIRE”を英米で大ヒットさせたことで知られるジョン・パーも数曲でプロデュースを手掛け、明るくキャッチーなOPナンバー①が映画『エルム街の悪夢5 ザ・ドリーム・チャイルド』のサントラに提供される等、お膳立てが整いまくった本作で披露されているのは、作曲術からアレンジメント、パフォーマンスに至るまで、隅々まで洗練され尽くしたハードポップ・サウンド。正直、新人バンドのデビュー作というよりは「職人が端正に作り上げた商品」といった色合いが強く感じられ、グループとしての実体がボヤけてしまっている感が無きにしも非ずなれど、だからといって本作収録曲のクオリティの高さにケチなどつけようもないわけで。
特にバンドのテーマ曲にして、聴き手の胸を打つフックが丹念に織り込まれたバラード③や、本編にあっては比較的ハード寄りかつエネルギッシュな④は、ボニー・タイラーやHEARTのお眼鏡に適い、後に彼女らにカヴァーされるのも納得の名曲に仕上がっていますよ。
そのHEARTやボニー・タイラーにピンとくるなら、押さえておいて損はない1枚です。



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