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MK-OVERDRIVE (2025-03-03 22:12:11)
ジェームス・ティエン (田俊、JAMES TIEN)
1942年生まれ。香港映画界の名脇役、香港の田原俊彦…って名前だけですね。印象はむしろマッチョな森田健作といったところ。
"ドラゴン危機一発"(1970)でのシュウ役が主役-シャレじゃなくてマジ-の筈だったのが、ブルース・リー演じるチェンに奪われ途中で消される役に転じたのがこの人の運命を決定づけたと言えましょう。また"~秘龍拳/少林門"で後のビッグ3との共演が転換点に。以降、リーとジャッキー関連だけに限っても次の通り多数出演。
ドラゴン怒りの鉄拳 (1972):ファン(主人公と同門下生)
ジャッキー・チェンの秘龍拳/少林門 (1974、公開は1976):シー・シャオフェン(悪)
死亡遊戯 (1978):チャーリー
カンニング・モンキー/天中拳 (1978、公開は1980):ミャオ(裏切)
ジャッキー・チェンの飛龍神拳 (1978):ション(残忍な味方)
拳精 (1978):ルーツァオ(悪)
龍拳 (1978):ファンカン(裏切)
クレージーモンキー 笑拳 (1979):チェン(主人公の祖父)
ジャッキー・チェンの醒拳 (1983):ナン
五福星 (1983):ジャック(マフィアのボス)
新ポリス・ストーリー Pom Pom (1984)
香港発活劇エクスプレス 大福星 (1985)
七福星 (1985)
ファースト・ミッション (1985):カム(シンジケートのボス)
サイクロンZ (1988):マフィアのボス
全体に"~危機一発""~怒りの鉄拳"での健全な善玉よりもちょっと危ない味方役、途中で寝返る又はカミングアウトする裏切者役、更に完全な敵役・悪役が目立ちます。それでもマフィアのボスが日本語吹替で関西弁だったりコミカルな演出も似合う、なかなかに味のある人ですよ。
結果的に華麗なキャリアを積みましたが残念ながら1996年を最後に俳優業を引退、その後の足どりは不明とのこと。
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